本館中央棟
室内にはマリア像及びヴィアトール像が設置され、カトリック学校の教職員のリーダーである校長の執務室として、訪問される方々が落ち着いて話し合えるような雰囲気を醸し出しています。
一般書41,000冊、文庫・新書14,000冊、大型本3,300冊、雑誌架44誌の開架書庫と、閉架書庫があります。コンピュータを利用した情報検索設備も完備しています。
学校正面の来客用入口として、壁面、柱、床面を大理石で敷き詰めています。
入口正面には学園の守護者であり、学園創立以来生徒達を見守り続けている聖ヴィアトール像が設置されています。
各クラブの大会や読書感想文コンクール等で表彰を受けた生徒の表彰状を掲出したコーナーです。
上部に本学園の守護者の賛美の言葉である「Triomphe Honneur et Gloire」(勝利と栄誉と栄光)が表示されています。
第45期生の卒業記念として贈られたもので、第八代清水六兵衞氏(16期生)作製に係る「DEVELOPMENT - 2002」と題する作品です。
吹き抜けの2階部分からもよく見えるようになっています。
勉強の疑問点を教えあう生徒の姿。
教員が気軽に教えてくれる交流スペースです。
ヴィアトール学園の設立母体である「ヴィアトール修道会」にゆかりがあるフランスのリヨン市の名を冠したホールで、使い込むにつれて風合いが出る自家製のブビンガ1枚板を使用したテーブル55卓330席を設置し、食堂として使用するほか各種会合にも使用されています。
またオープンテラスとして、文化祭等では交流の場として利用できます。
アルベール・カルパンティエ神父デザインによる中央棟正面玄関の上部2階から4階を飾る90枚のガラスからなる縦7.8m、横4.6mの京都最大のステンドグラスで、「信仰、希望、愛」を表しています。
4階部分は「マリアへのお告げ、種まく人、放蕩息子」、3階部分は「ヴィアトール会の創立者ケルブ神父、子供たちへの教育、弟子達の派遣」が描かれ、2階部分は「父なる神、子なる神キリスト、聖霊」を表すシンボルが描かれています。夜間は校舎内からの照明により美しく輝いています。
本館EAST WING
ステンドグラス「復活1993」(清水伯夫氏制作)と、十二使徒の型染絵「子等を護り導く人々」(中堂憲一氏制作)を周辺に配し、ステンドグラスからは自然光が取り込まれ、床は竹材を使用しています。1クラス分の生徒が収容可能な聖堂です。
設立母体である「ヴィアトール修道会」から派遣されて来日し、今日の学園を築き上げられた35名の神父様、ブラザーの方々の写真や経歴とともに、1946年から現在に至るまでの学園の活動と実績を掲出したコーナーです。
第1期卒業生から現在までの1万名以上の各期卒業写真を掲示したコーナーで、卒業生がそれぞれの高校時代の姿を見ることができます。
初代ホワイト校長から、第5代ラバディ校長の功績を讃え、肖像画が掲げられています。
ヴィアトール修道会の創立者であるルイ・ケルブ神父が、登校してくる生徒達を温かく出迎えます。
学園の隣接地で活躍していた著名な日本画家「木島櫻谷」の作品を始め、各界の方々から寄贈や貸与を受けた絵画等を掲出しています。芸術的な雰囲気のあふれる校舎として、生徒達が身近に芸術作品に触れることができ、情操を高められるようになっています。
2クラスの生徒が入れるように90人分の席があり、映像機器も備えています。
男子の体格に合わせた6人用の調理台が8台を設備され、本格的な実習ができる教室となっています。
物理、化学、生物、地学の実験設備を備えた4つの実験室があります。薬品保管庫、ドラフトチャンバー(薬品処理施設)を備えるとともに、廊下に面して展示室を設けています。
2階部分はLYON HALLに隣接し、オープンテラスとして利用でき、1階部分とあわせて文化祭では交流の場として活用されています。
また4階部分からは愛宕山、衣笠山、大文字山(左大文字)、如意が嶽(大文字)が一望できます。五山の送り火には学校近隣の住民の方々にも開放されています。
校章をイメージした噴水です。「SKY RECEPTOR −衣笠−」とは、神の慈愛と宇宙のエネルギーをしっかりと受け止めて大地に導く受容器・感覚器をイメージして名づけられたものです。
本学園創立のために来日されたヴィアトール修道会の神父様、ブラザーの功績を讃えて建てられたモニュメントです。制作は第八代清水六兵衞氏(16期生)です。
教会に見られる楽器の1つで、校章をイメージしたもので高さは4mあり25曲を演奏することができます。学園創立60周年を記念し同窓会より寄贈していただきました。午後0時55分と同5時55分には讃美歌が流れ、昼休みの終了や下校の時間を告げています。
本館WEST WING
一般的な65㎡の教室よりも広くした75㎡の大きな教室です。
床材はフローリングで、生徒の机も新しいJIS規格の65cmのものを設備しています。
239人収容可能で1学年全員が入ることのできる階段形式の教室です。
映写設備等も備え、講演会等にも使用できる多目的ホールです。
高さ10m幅8mの大理石には、ローマ・カトリック教会教皇庁の主聖堂「サン・ピエトロ大聖堂」が彫刻されています。
天井からは自然光が降りそそぎ、本学園がカトリックミッションスクールであることを象徴しています。
学校生徒職員の1,400名が収容可能な体育館兼講堂で、冷暖房設備および450名分の階段式電動スライドシートを完備しています。
同窓会寄贈の緞帳は、楓と桜をモチーフにカナダと日本の文化融合をテーマに学園創立50周年事業に合わせて制作されました。
ケルブ講堂入口前のホワイエは床がケルブ講堂と同じクッション構造で45mの長さがあり、準備運動や小規模スポーツにも利用できるようになっています。
名匠堤順市郎氏の設計により建てられた本格的な茶室です。
校歌の「衣笠の松しらべ……」の一節と村田源次名誉校長のお名前から「松源庵」と命名され、茶道のほかに書道などにも利用されています。
ハイスペックデバイス、複数の大画面スクリーンを備えたICT教室です。
教員や生徒のデバイスをスクリーンやモニターに簡単に接続できるようになっており、プレゼンテーションやグループワークが活発に行える環境になっています。
文房具の他、制服、上靴、体操服、通学用カバンなどの販売をおこなっています。キャッシュレス決済にも対応しています。
中学1年生HR教室の前の廊下に自然光が取り込まれる中庭で、心が和むように植栽が施されています。
南校地
舞台は旧宝塚大劇場と同じ広さを持ち、2,000名収容可能な大講堂で、2階観覧席、グランドピアノ、オルガンを備えています。
各種体育大会はもとより、例年12月に行われるクリスマス・タブローやオーケストラのコンサートにも使用されています。
学園創立50周年事業の際には、緞帳「種まく人」が、教育後援会より寄贈されました。
ヴィアトール講堂正面より、キリストを抱いたマリア様が、行き交う人々に慈愛のまなざしと微笑みをなげかけています。
財団法人日本水泳連盟公認の25メートル屋内温水プールで、全国の高校でも数少ない施設です。無塗装ステンレスおよび電解アクアクリーンシステムを採用しており、塩素使用量が少なくて泳ぎやすく、一年中水泳の授業を行うことができます。
通学用自転車全てを1カ所で収容できるよう、905台分の自転車スタンドを設置しています。
入口にはタイヤの空気入れ用コンプレッサーも設置され、定時にBGMを流し交通事故防止に配意しています。
駐輪場2階部分に砂入りの人工芝テニスコート2面が設置され、ナイター設備を完備し、防球ネットが周囲に配置されています。
窓、扉は防音仕様となっています。
美術の通常の授業の他、内部には暗室があり、写真部の現像にも利用しています。
硬式テニス用のハードコートが2面設置され、西側スタンドから試合の模様を観戦することができます。
13,000㎡の広さを持ち、夜間照明設備、散水設備を備えているほか、雷警報器も設置しています。 体育の授業やクラブ活動だけでなく、夜間に少年野球や少年サッカー用にも開放しており、ナイトゲームが可能となっています。
東校地
1学年の生徒全員が入ることのできる聖堂で、入口の扉はステンドグラスになっています。
聖堂内正面の祭壇は、宮城県産の黒御影石でできており、どっしりしたデザインが聖堂に落ち着いた雰囲気を与えています。
聖堂内奥の壁面には、世界で最初のミサである「最後の晩餐」、聖堂裏側の壁には神からのメッセージを伝える3人の天使が描かれています。聖堂正面に向かって左手には日本列島をかたどった池が作られ、池を見下ろすようにキリスト教を初めて日本に伝えたフランシスコ・ザビエルの像が建てられています。
この聖堂で多くの卒業生が結婚式を挙げています。
西校地
明治から昭和初期に活躍していた著名な日本画家木島櫻谷(このしま おうこく)の旧宅で、洋館、和館、大画室(アトリエ櫻谷)の建物三棟は国指定登録有形文化財となっています。
「公益財団法人櫻谷文庫」( http://www.oukokubunko.org/ )によって管理されており、期間限定で一般公開もされています。
この敷地を本学園が貸与を受け、テニスコート、弓道場、実習農園を設置させていただいています。
砂入りの人工芝テニスコート1面が設置されています。校内全体としては、6面目のテニスコートとなります。
以前のヴィアトール講堂の西側から新たに整備された、中学・高校としてはあまり設置されていない施設です。
家庭科の授業の実習農園として、様々な作物を栽培しています。