Thai Study Tour の報告
昨秋、本校は、カトリック校として上智大学とも高大連携協定を結びました。早速、上智大学が行っている高校生のタイ・スタディ・ツアー(年2回実施)にこの春本校生が6名応募。全国のカトリック校在籍の高校生を対象にしているため、残念ながら1校からの参加は2名までと制限されています。これからもどんどん応募して、将来世界に羽ばたいていくステップとしていただくため、今回参加した2名のレポートをこの場で紹介いたします。
〇まずは高校3年生の橋本敬佑くんのレポートです。
タイの研修では大学訪問、仏教寺院巡り、ローカルマーケット、タイで起業された日本人社長方による講義など様々なことを体験しました。
マヒドン大学では学食を食べた後に英語のレクチャーを受け、その中でマヒドン生やグループの人と英語で話したり、タイ語の基礎をマヒドン生や先生に教わって学んだりしました。
タイ語の文字は象形文字のようで書くのが難しかったです。普段洛星で中高同じ仲間としか話さないので緊張したけど積極的に話せました。またアジアン・アイデンティー社長、タイのスラム地域で教育に力を入れているシーカーアジア財団の職員、バンコクのスラム発ライフスタイルブランドFEEMUE代表のお話を聞き、さらにスラムの子供達と交流しました。なんとなく怖い印象のあったスラムは貧しいながらも人々は笑顔で生き生きしていてスラムというものを見直しましたし、勇気をもらいました。僕はスポーツで世界を明るくしたいというざっとした夢を持っているのでいつか訪れたタイのスラムなどでスポーツ・勉強面で支援したいと思いました。最終日はツアーで学んだこと、気づきなどを整理してプレゼンしました。
今回のスタディーツアーは見るもの聞くものすべてが強烈なインパクトを持っていて楽しかったし、人と話すのがかつてないほどに楽しいと思えました。
〇次に高校2年生の 三奈木貴拓くんのレポートです。
私は今回「タイスタディーツアー」研修に参加し、寺院や市場、スラム街などへの訪問や現地の大学生との交流、グループに分かれてのフィールドワーク等を行いました。
研修のなかで、バンコク市内のクロントイというエリアにあるスラムを訪問し、そこで教育などに携わっている日本の財団の方にお話を聞きました。スラムで暮らす人の中には、財団の支援を受けて大学などの高等教育を受けたり、外交官になったりした人もいるそうです。
また、日本人デザイナーのアドバイスを受け、スラムで暮らす女性たちがオリジナルの雑貨を製作し、それを販売した利益を生活支援に充てる活動もしていました。他にも、財団が運営している図書館を見学する機会もあり、そこで子どもたちとゲームなどで交流しました。スラムというと暗いイメージを抱きがちですが、実際に訪れてみると、一般の街と何ら変わりのない雰囲気でした。
言葉があまり通じず、周りも初対面の人ばかりだったので、勿論不安に思うこともありました。しかし、ツアーはその不安を上回るくらいの興味深い驚きや発見に満ちており、日本では体験できない異文化に触れることのできる貴重な体験となりました。