学校ブログ

「カナタ」よりのお客様

ご報告します!

モントリオールからやってきた牛乳パックのワンちゃん、名前が決定しました。

「かなた」君です。「おだけん」「パックス(Pax:ラテン語で“平和”)」、「すてら(Stella:ラテン語で“星”)、「モンちゃん(モントリオールからだから)」など候補はいくつかありましたが、先日(6月11日)、カナダからのお客様が「かなた」と名付けてくれました。

 

そのお客様は、洛星からのカナダ訪問で毎年のようにお世話になっている亀田さん(モントリオール在住)です。数年前まではモントリオールで旅行会社に勤務なさっていたのですが、今は企業に勤務。去年の夏と今年の春、コロナで中断していたカナダ旅行が久しぶりに再開するにあたって、仕事を休んで、洛星生のお世話をしてくださいました。亀田さんからは、地元在住のガイドとして、カナダやケベック州の歴史などいろいろな情報、知識をたくさん教えていただきましたが、それだけでなく、人生の先輩として、勉強について、語学の大切さについて、仕事について、人生について多くのことをお話いただきました。柔軟で素直な生徒たちの心には、親や教師のことば以上に、新鮮で、深く響いたようです。

 

その亀田さんが、カナダから一泊だけ京都に来られる、そして洛星に来て下さる、と言うので、一同大喜び。放課後にちょっとした歓迎のお茶の会を開き、亀田さんを囲んでお話するひとときを持ちました。

68~70期の代表がそれぞれカナダでの思い出や学んだこと、亀田さんへの感謝のことばなど、ちょっと改まってスピーチしたあとは、フランクに失敗談などで盛り上がり、あっという間にお別れの時間に。

 

その席で、牛乳パック犬のことを話題にすると、亀田さんが「かなた」はどう?と提案してくれました。「その名の由来は、カナダの国名にあります。「カナダ(Canada)は、先住民イロコイ族の言語で「村落」「集落」を意味する「カナタ(Kanata)」に由来している、ということを教えてくださいました。

「かなた」は「彼方」「奏多」など漢字に置き換えても素敵です。その場で「かなた」くんに決定しました。

ヴィアトール修道会の方々、モントリオールの亀田さんを始め、多くの出会いと思いがつまった「かなた」くん。受付窓口で今日もみんなを見守っています。

 

校長