学校ブログ

68期 高校1年生 日本の伝統文化研修 ~茶道・華道~

今年もOBの先生方のご協力のもと、高校1年生が日本の伝統文化について教養を深め視野を広げるための研修を実施することができました。本校では10年以上前から高校1年生全員に茶室「松源庵」にて茶道体験を行っています。当初は「総合学習」として試行錯誤しながらスタートしましたが、現在は日本の伝統文化の伝承に携わっておられるOBの先生方に茶道や華道の歴史や背景、考え方なども含めて直接ご指導いただける研修へと発展しています。茶道体験は1クラスで一斉には実施できないため、図書館での家庭科の住居分野の学習も折り込み、4グループに分けて実施しています。

今年は堀内紀彦先生をはじめ表千家の森浩倫先生・高橋克則先生にご指導いただきました。茶道部の生徒や図書館司書の先生がお点前をし、係の生徒がお運びをつとめ、お互いに「礼」をしあってクラスメートにお茶をふるまう等、生徒同士も普段とは異なった接し方を体験し、茶室のしつらえやコミュニケーション、マナーについて学ぶことができました。

華道は昨年度から笹岡先生に御講演・御実演をいただき、華道について学ぶとともに自然との関わりや人との接し方などもお話しいただきました。企業とのコラボなどもご紹介いただき、伝統文化が時代とともに発展していることも教えていただきました。御作品は多くの生徒が間近で鑑賞できるように正面玄関に展示させていただきました。

 今後も生徒が伝統文化を学ぶ機会を大切に発展させていけたらと願います。

<講演会>

2月7日 茶道表千家堀内紀彦氏(37期)

2月17日 華道未生流笹岡家元笹岡隆甫氏(36期)

<茶道体験>

2月8~10日 松源庵 お軸「松無古今色」武者小路千家家元千宗守氏(7期)

<目的>

①日本の伝統文化に触れ、茶道・華道の心得を知る

②和室のしつらえや茶室での基本的なマナー、振る舞いや心遣いを知る

③生徒心得「静粛」「礼儀」について茶道・華道を通して学び考えを深めること

家庭科 畠中希世美