暑い夏が過ぎました。あんなにうるさかったセミの声もしなくなり、草むらからはコオロギやクツワムシなど秋の虫の声が聞こえてきます。日没も早くなり、確実に季節は移ろっているのに、暑さはいつまでも続いています。夏の疲れもとれないまま、９月の授業開始、そして文化祭準備でフル稼働し、体調を崩してしまう生徒、インフルエンザなどに感染した生徒が多数でました。昨日までは複数クラスが閉鎖しており、合唱練習や、演劇練習は思うようにできず、本番でも出演できない生徒も多い、という厳しい状態です。

それでも、みんなお互いを信じて、この厳しい状態の中、なんとか文化祭までこぎつけました。恵まれた環境で育った本校の生徒達ですが、不測の事態にも柔軟に、臨機応変に行動し、事を成せるように成長していってもらいたいものです。

準備にいそしむ彼らの姿を、「きっと彼らなら大丈夫。洛星の生徒なのだから」と見守っています。

明日の文化祭では中学１年生が、４月と８月に滋賀県高島市で行った校外学習をテーマに展示発表をします。教皇フランシスコのいう「エコロジカルな霊性」が、少しでも中学１年生の体験を通して皆さんに伝わることを期待しています。

校長